BUSINESS INTRODUCTION資料

資料収集事業

当協会では、平成18年度より聴覚障害教育関係資料の調査並びに収集事業を展開してきました。
(現在、資料収集は行っていません。)

1.趣旨

わが国最初の聾学校である京都盲唖院が開校した明治11年から数え、その歴史は130年を越える。その⻑い歴史を経てわが国の聴覚障害教育は⼤きく発展してきたが、その背景には無知偏見と闘いながら、多くの先達の地道な実践研究とその積み上げをふまえた理論構築の努⼒があったことを忘れてはならない。
また、聴能機器の開発進歩発展や教材教具の開発等様々な先進的な取り組みがわが国の聴覚障害教育の発展を⽀えたきた。
現在、聴覚障害児教育が特殊教育から特別⽀援教育へ移⾏し、教育職員免許も総合免許化が図られてきている。
かつて聾教育に⼼魂を傾けられた多くの先達の⽅々も⾼齢期を迎えられている。そうした状況の中で、全国の聾学校や先輩諸⽒が所有する専⾨的な資料が散逸することが危惧される。
歴史の中で脈々と引き継がれてきた聴覚障害教育の専⾨性をこれからの教育の礎としていくために、今こそ聴覚障害教育に関わる専⾨的な資料を収集し、今後の斯教育のために活⽤を図ることを意図し本事業を計画した次第である。
本年度までに約3,000点の専門資料が収集された。今後の活⽤を視野に都⽴⼤塚ろう学校に移管し、目録を作成中である。

2.専⾨図書の収集⽅法(現在、資料収集は行っていません)

全国聾学校並びに退職校⻑会会員、旧教職員、親の会会員を対象とする専⾨図書の収集。

収集対象
  • 聴覚障害教育専⾨図書:専⾨図書、紀要・研究報告書
  • 発⾳・発語教材教具
  • 聴能機器:聴⼒検査機器、聴能訓練機器、補聴器
  • 情報保障関係:⼿話・指⽂字、通訳 、要約筆記
  • 映像資料・ビデオ、フィルム

3.資料収集委員会構成

委員⻑ 鈴木 茂樹
副委員⻑ 小島草平
委員 木内 弘司
桑山 哲夫
齋藤 佐和
武田 智彦
仲田 邦男
中村 喜久子
藤本 登
協会事務局 松本 末男
東 隆治
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